白黒迷図 -Monochrome Maze- をUP

=前置き=

 想定より少し遅れたものの、以前にAndroid専用で作っていたMonochrollをFlashに移植してPCでも遊べる&Androidでも安定して動かせるようにした。

=説明=

 wonderfl build flash online | 面白法人カヤックのようなシロクロシリーズをスマホで遊べるようにBall&Mazeと組み合わせたゲーム。特に今回は「ブロックだったものが通路になる」という部分を重視したゲームになっている。

 MonochrollはAndroid用に作った作品で、Airも使っていなかったため端末ごとの動作に不安があった(実際、表示崩れなどの報告があった)。そこで、今回はAirを使うことでどの端末でも安定して動くようにし、PCやiOSでも遊べるようにしてみた。というわけで、しばらくしたらMonochrollの方はストアに表示しないようにする予定。

 また、スマホでは本体の傾きで操作するのをPCではマウスによる操作で置き換えているため、かなりの割合のステージがPCでは遊びづらかった(特に微調整や慣性を使うステージ)。そこで新しくステージのネタ出しをして、「PCでもなんとか遊べるステージ9個」+「新規に考えたステージ11個」でPC版(と体験版)は合計20個のステージにした。また、ステージのネタ出しで「PCでは遊べないけどボツにするには惜しいステージ」もわりと思いついたので、有料版は最終的に「旧ステージ50個」+「新ステージ20個」の合計70個になった。

 あと、横持ちだと広告がムシできないレベルで邪魔だし広告ギミックを使ってるわけでもないので今回は体験版+有料版という形にした。

=開発メモ=

 主に詰まった部分などの個人的なメモ。

 グラボがない時のGPUエミュレーションでも今回はそれなりの速度が出たので、CPUでやると余計な負荷がかかりそうな時は素直にGPUを使って良さそう。
 また、GPU(というかStage3DなりAway3Dなり)を使う際は、XMLの設定でちゃんとdepthAndStencilをtrueにしてrenderModeをdirecteにして、コード側でもpresent(Away3Dならdraw)をちゃんと呼ぶこと。

 横持ちの時にscreenResolutionXなどでサイズを取ろうとすると、iOSではXとYの関係が他のプラットフォームと逆になるので注意。また、今回の体験版集のようにsetOrientationで方向を途中で変える場合も、縦持ち→横持ちに変更してもXとYの値はそのまま(つまりiOSと同じように逆)になってしまうので注意が必要。いっそのこと、単体の場合も最初は縦持ちで起動して途中でsetOrientationで横持ちに切り替えた方が統一できるかもしれない。

 swfをhtmlに貼る場合、Stage3Dを使っているものはhtml内にwmode="direct"の設定が必要。

 wonderfl build flash online | 面白法人カヤックの時は(スケーリングに問題があったものの)スマホでちゃんと動作確認ができたが、今回のはスマホでは上手く動かなかった(起動が失敗する感じ)。http://healer-games.appspot.com/public_html/illusion_maze/index.htmlは動いたがhttp://healer-games.appspot.com/public_html/autorun_ninja/index.htmlは動かなかったので、Stage3Dだからダメというわけでもなさそう。Android用のFlashPlayerは開発が停止したのもあるので、スマホでのFlash動作は余り期待しない方が良いのかも。(もしかしたら最近のスマホだとちゃんと動くのかもしれないが)

=予定=

 次に作りたいゲームは3〜4個あるのだけど、作るモチベが一番高いやつを作成していく予定。おそらく2月末くらいには完成すると思うけど、仕事の方が忙しくなってきたらもっと先になってしまうかもしれない。あと、いまはモチベが高いとはいえ、またリメイク的な作品になってしまうので、モチベが下がってしまったら途中で別のゲームの作成に移るかもしれない。

 あと、https://play.google.com/store/apps/details?id=air.showohealer.game.munenに一つバグがあったので、来週末あたりには修正&ちょっとした機能を追加してアップデートする予定。