Androidステップ1:資料選び

=前置き=

 Androidまわりの情報の変化はわりと早いようだ。そのため、本の場合はすでに内容が古い可能性もあるし、ネットでは新旧が混在して混乱するかもしれない。ここでは「ちゃんと作れれば多少古くても構わない。むしろ混乱して時間が無駄に食われるのがイヤ」というスタンスに基づき、特定の本の情報を頼りに学習を進めていくことにする。根気とかがある人は、Androidの公式ページあたりにチュートリアルがあるようなので、そちらを参照した方が良いかもしれない。

=本を選ぶ=

 ということで、本を選ぶ。自分の場合、最終的な目標は「C++で作ったゲームをAndroidで動かす」なので、以下の本が妥当かな?と思ったので立ち読みしに行ってみた。


 「なか見!検索」がないのでネット上だと確認できないけど、この本はすでに「基礎ができてる」状態を前提としている。そして、「C++のゲームがすでに存在する」という状態を想定している。そのため、少なくとも最初の一冊としては不適当で、まずはJavaの(できればOpenGLまで使った)ゲームを作れる状態になってから、その後の一冊として使うのが良さそう。


 なので、次に初心者用の本をいくつか物色してみた。まずは、ゲームを作る予定の人がお薦めしていたり、上の本と同じ人の監修だったりするので、以下の本を見てみた。



 この本はネットでも「なか見!検索」で目次が見れる。目次を見ればわかるように、「開発環境の設定」から「OpenGL」の使い方まで載っており、「NDK」のような「C++でゲームを作るためのステップ」も多少サポートされている。ただ、サンプルは「GoogleAPI」などを使ったツール系のもので、ゲームの方にはそれほど傾いていない。
 できればゲームに使えるようなサンプルが欲しいため、他の本を探していたところ以下の本があった。




 この本も「なか見!検索」で目次が見れて、「開発環境の設定」から「OpenGL」の設定まであり、サンプルも数独のようなゲーム系になっており、さらに「2Dグラフィック」「サウンド」「各種センサー」「SQL」「マルチタッチ」「ウィジェット」など、カバー範囲も多岐に渡る。その分、上の本より画像などが少なく初心者には少しわかりづらい可能性もあり、多少の内容の浅さはあるかもしれないけれど、ピンポイントでならネットで調べても問題ないと思うので、こちらを選ぶことにした。ただ、「第3版」で改訂があったとはいえ、情報が多少古い可能性があるのは気になるところ。まぁ古くても動けば良いので、ひとまずこれを元に以降の作業を進める。