シロクロ×ダイバーまでのネタの出し方

=前置き=

 シロクロ×ダイバーアイソ×トリックなどのネタをある程度は安定して作れるようになったので、このレベルまでのネタの出し方をまとめておくことにする。

=ネタ出しの流れ=

 例えば。「泳ぐ」と一口に言っても「クロール」「平泳ぎ」などの種類や「クロールが得意」「平泳ぎの方が楽」などの個人差があるように。同じく「ネタを出す」方法にも「カラーバス」「マンダラート」などの種類があり「連想は楽にできる」「こじつけを考えるのが得意」などの個人差がある。

 しかし、どんな泳ぎ方も浮揚力と推進力が基本であるように、ネタの出し方にも基本的な流れがある。



 それは上の本にもあるように(かなり端折ったまとめだが)「考えて考えて考えたあと、考えないこと」である。別の言い方をすれば、「あれこれ考えた後、歩いたりトイレに行った時に閃く」という誰もが体験したことのあるであろう現象を、意図的に再現しようとするのがネタ出しの基本的な流れとなる。


 ただ、「閃き」の部分は偶然性が強く、意図的に行うのはムリがある。そのため、実際に行うのは「あれこれ考える」という部分になり、この具体的なやり方に個人差が出てくることになる。

=自分に適したネタの出し方=

 例えば。「クロールと平泳ぎのどちらが自分に向いているか」なんてことは実際に試してみないとわからない。同じように、ネタの出し方も向き・不向きは試してみるまでわからない。


 ということで、まずはすでに存在する色々なネタの出し方を試してみるのが良い。



 上の本では21種類のネタの出し方(=考具)が紹介されている。本の売り場に行けば他にも色々な種類があるだろうし、ネットでもなどがある。これらを試し、色々なものの見方に慣れ、使えると思った部分を抽出し、自分なりに改良・合成していくと「自分に適したネタの出し方」が出来上がっていく。

 「自分に適したネタの出し方」はすぐに完成するようなものではなく、環境や自分が得た能力によっても変化していくため、実際に使いながら試行錯誤して改良を続けていくことになる。

=自分の場合=

 具体的なネタ出しの方法は個人差が大きいと思うが、自分用のまとめでもあるので、自分の具体的なネタ出しの方法も書いておく。


 自分の場合、「マンダラートでこじ開けて、マインドマップで引きずり出す」というのが基本的なネタ出しのスタイルとなる。マンダラートは「一つのことをじっくり考えて別の視点やこじつけを生み出す」手法で、マインドマップは「テンポよく連想して幅を拡げる」手法。
 まずは考える対象を決め、それにマンダラートを適用することでマインドマップ用の種を作ったり色々な視点を用意する。そしてそれを元にマインドマップで一気に連想を広げる。あまり連想が進まない部分があった場合、再びそこにマンダラートを適用して強引にひねり出し、またマインドマップで広げる、というパターンを繰り返す。
 そうしていると途中で「こういう組み合わせがあるかも」という風に色々と思いつくので、それを別途メモしていく。あとは自分の特性である「TCGなどで変なコンボデッキを組む能力」を活かし、それぞれの要素の組み合わせを検証していく、というのが一連の流れとなる。



 今もネタ出しの方法は調整・改良中で、最近では上の通称「魔眼本」を取り込んで改良中。魔眼本で紹介されている方法は「強引に4つ出す」「テンポよく連想」などの点で自分の方法と似ていて親和性が高く、「他人事ではなく自分事にする」「関係性はあえて書かない」などネタを出しやすくするための方法が色々と考えられているので改良にも使いやすい。

 他にも「プログラマーであること」や「機械音痴であること」など、自分の持つ特性を先天的・後天的やプラス・マイナスを問わず組み合わせてみたりしている。そんな感じで、自分のネタ出しの方法はこれからも調整・改良して変わっていくと思う。

=まとめ=

 ネタ出しの基本的な流れは「考えて考えて考えたあと、考えないこと」であり、「考え方」の部分は個人で色々と試して作り上げるしかない。そして「考え方」はすぐに完成するものではないので、実際に使って改良していくより他はないと思う。


 というのが、現時点でのネタ出しの方法についての結論。


 あとは「資料収集」もネタ出しに必要で重要な部分だけど、自分があまりちゃんとできてない部分なので省略した。「自分の特性を活かすようにする」という部分もなんとか一般化できそうな部分だけど、実際に言語化できるレベルまでまだ試せてないので、この部分も保留することにする。

=予定=

先週は忙しかったので今週は普通に休憩していたけど、そこまで体調は悪化しなかったので来週からは再び趣味コーディングを再開できる予定。