シノビガミをしてきた(2回目)

=前置き=

帰郷時にシノビガミをしてきたので、主に弟達との情報共有のため、その時の意図やら結果やらをまとめる。

=概要=

今回もGMとして参加。

今回は以下のことを試してみた。

  • 参加人数が変動しても大丈夫なシナリオの作成
  • 使命達成に特化したNPCの例示&動作確認
  • 「戦闘能力」だけでなく「情報収集能力」の重要性の提示

=人数可変シナリオ=

シノビガミでは参加者が増減すると「使命・秘密」の関係が崩れてしまうため、基本的には参加人数固定が望ましい。
ただ、うちでは参加人数を事前に確認することが困難なため、「ある程度人数が変動しても大丈夫なシナリオ」を試すことにした。


今回試したのは「PC1と愉快な仲間たち」方式。すなわち、「PC1だけ特殊設定で、残りのPCは(ほぼ)同じ設定」という構造。
具体的には「PC1が所持するプライズの争奪戦」というのを試した。ただの「プライズ争奪戦」であればPC1すら他のPCと同じ設定でも構わないが、今回は別のギミックを仕込むことにしたのでPC1だけ特殊になっている。
一応、この構造なら参加者が3名以上(GMによるNPC含む)で回せるはず。今回はNPCを含めて4人でやって、構造的には特に問題なかったと思う。


「プライズ争奪戦」以外なら「誰かを守る側と奪う側(プライズを人に置き換えたもの)」や、「Aチーム対Bチーム(シノビガミ弐みたいなもの)」でも参加者の変動に対応することができると思う。(チーム戦の場合は参加者が偶数である方が良いが、これはGMによるNPC参加で調整できるはず)

=使命特化サンプル=

今回は「プライズ争奪戦」なので、それに特化したキャラクターを作成してみた。具体的には以下のとおり。

  • 忍法
    • 彷徨
      • プライズを持っているキャラクターの戦闘に強制参加する
    • 影分身
      • プライズを奪った後、1と6にプロットして逃げる
    • 逆風
      • 脱落を防止することで、プライズを奪われないようにする
    • (神通力)
      • ここはてきとー。
  • 奥義
    • 範囲攻撃
      • メインの攻撃手段。1回目は必ず当たるので、奪うのに最適。


このNPCを作ったのは、まだあまりキャラクターを作ったことがないので動作確認がしたかったのと、「プライズ争奪戦ならこういうのが強い」というサンプルを示しつつ、さらに「だからといって最終的に美味しい目に会うかは別」というのを示すため。
そして概ね全ての目的は達成できた。実際に「活躍」させることができ、それ故に「悲惨な目に会う」ところまで見せることができた。

=情報の価値=

今回の設定では全員の"使命"が「シナリオ終了時にプライズを保持していること」であり、「PC1がプライズを持っている」という情報は全員が知っているため、上で作ったようなキャラクターが良いように見える。
しかし、実際にはPC1の"秘密"には「3フェイズが終了した時点でプライズを持っている者は死亡(プライズを所持者が捨てることはできない)」と書いてあり、これを知っているか否かの方が重要だったりする。


実際に遊んでみたところ、PC1の秘密をゲットしたのは一人だけ(しかも3フェイズ目)だったものの、「PC1が奪い返しに行かない(最後まで秘密の収集だけやっている)」というあたりの空気を察知してか、3フェイズ目ではプライズを奪うための戦闘は行われなかった。
ということで、序盤にプライズを奪ったNPCがそのまま3フェイズ終了時に死亡(&ボス化)したのであった。

今回のギミックはこういう風に「序盤でプライズを奪った人間が損をする」という構造なので、そういう損な役回りを押し付けるためにNPCを用意した、という側面もある。


=雑感=

ということで、今回も楽しかったし、色々と試すこともできた。


プレイ後も「秘密」を見せ合っての「こたえあわせ」で楽しめたので、次回以降もこういう「ギミック」を色々と仕込んでいきたいところ。


今回のは「和マンチキャラ」と「そのアンチシナリオ」という構図でもあるので、そっち方向でギミックを考えるのもありかも。


3フェイズだと色々と試すには少し短いので、しばらくは4フェイズにして戦闘や情報収集を試す機会を増やした方が良いかもしれない。


=キャラ作成Tips=

今回の件とはあまり関係ないけど、忍法のコンボとかをツイートしたやつをまとめてもらったので紹介。

まとめよう、あつまろう - Togetter

本来の趣旨は「キャラ作成Tips」だったけど、自分はまだ2回目でそういうノウハウがないので、「ルルブを見ていて思いついたコンボ」を上げてみた。